木下抗菌サービス

抗菌・抗ウイルス製品は、実際の使用状況に準じた試験をクリアした物を選ぼう。

2023年4月3日 2023年4月11日

コロナ流行後に注目を集めている抗菌・抗ウイルスを掲げる製品。
昔からありましたが、最近ではその数もどんどん増えてきました。しかし、ひと言で「抗菌・抗ウイルス」といっても、じつはその試験規格は様々な種類がある事をご存じですか。

例えば「光触媒のみ」の試験と「ハイブリッド(光触媒と暗所でも作用するその他の抗菌剤の組み合わせ)」の試験があります。クローゼットのような暗い場所で使いたいなら、当然「ハイブリッド」の試験をクリアしているものがおすすめです。

試験規格の見極めと言われても、いきなり「JIS○○○」のような記号を見せられても分かりませんよね?そこで試験規格について、おおよそどのような試験をクリアした製品なのかが分かる表をご紹介します。

【光触媒/可視光応答型光触媒】

「可視光応答型光触媒」とは、太陽光が必要だった従来の紫外光応答型光触媒とは違い、蛍光灯などの室内光でも効果を発揮する光触媒技術です。これにより、屋内でも光触媒が利用可能になりました。
例えば、家や店舗などの室内の壁や、テーブルやインテリア、寝具などへの利用が想定されます。

【光触媒/紫外光応答型光触媒】

「紫外光応答型光触媒」とは、従来型の光触媒として太陽光を利用してその効果を発揮するものです。太陽光が必要なため、主に屋外での使用を想定されています。
例えば、公共施設などの外壁部や、公園の遊具やベンチなど屋外の固定設備、電車や自動車の表面などです。

【その他】

光触媒以外にも、抗菌・抗ウイルスの製品は多数存在します。以下はそれらに関する試験規格の紹介です。

抑えておくべきポイントは「可視光応答型光触媒は、蛍光灯の光に対する試験」であり「紫外光応答型光触媒は太陽の光に対する試験」だという事です。どのような場所で使用するかを想定して、試験規格を見極めてください。

【上記以外の試験について】

これまでの表組みで紹介した以外にも試験は存在します。例として、その内のいくつかをご紹介します。

・花粉及び花粉アレルゲンタンパク質不活化試験

・クロレラを用いた防藻試験(ISO 19635)

・実環境を想定した可視光応答型光触媒の抗菌性能評価試験(ISO 22551)

簡単ではありますが、抗菌・抗ウイルス製品がどのような試験をクリアしたかを確認する手段として、様々な試験の規格記号を紹介しました。

購入を検討している抗菌・抗ウイルス製品がある方は、購入前にもう1度、 購入後の利用シーンを想像しながらその製品の規格記号を調べてみてください。
せっかく抗菌・抗ウイルス製品を購入するのですから、最適な製品を見極め、しっかりと性能を発揮させて少しでも安心安全な生活を実現させてください。

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