【2023年度版6月版】ワックスとフロアコーティングどちらが必要?|相場価格と建物の構造で決める後悔しない選び方!
ワックスとフロアコーティングって何が違うの?
やっとの思いで手に入れたマイホーム。
床や壁に傷をつけないよう気を遣って生活していたつもりでも、気付かぬうちに傷はついてしまうもの。
新しいものに傷がついてしまうのって何か嫌ですよね。
綺麗なものほど、ほんの少しの傷が目立つものです。
だからこそ、マイホームを守るために床ワックスやフロアコーティングなど何かしらの対策をしている方も少なくありません。
今回のコラムでは、建物の使用用途や予算によってワックスとフロアコーティングのどちらを導入した方がいいのか分かりやすく説明していきたいと思います。
そもそもワックスとフロアコーティングって何が違うの?
「ワックス掛け」と聞いてイメージができても、フロアコーティングという言葉にあまり耳馴染みがない方は多いかもしれません。
どちらも床材を保護し美しく見せる役割を持っており、字面から見て同じものと思ったかもしれませんが、似て非なるもの。
ワックスとフロアコーティングはそれぞれ異なる特徴を持っており、床の特徴に合わせて選ぶことでより高い効果が得られます。
反対もまた然りで、床に合わないものを選んでしまい後悔をしてしまう方も。
それぞれの特徴と違いを見て自分が本当に欲しているのはどちらか見極めていきましょう!
ワックスとフロアコーティングの特徴と違い
ワックスとフロアコーティングは、フローリングを保護するという目的では同じですが、硬度、耐久性、施工性、機能性、価格などの点に違いがあります。以下に比較表を作成しましたので、ご参考にしてください。
ワックスは蝋や樹脂を主成分とした液体で、フローリングに塗布することで光沢や保護効果を与えますが、耐久性が低いため定期的な塗り直しが必要となります。
また、水や熱に弱く、汚れや傷が付きやすいのも特徴です。自分で施工できるので費用や時間の融通がききますが、剥離や上塗りの作業が面倒です。
フロアコーティングは合成樹脂やガラスなどを主成分とした液体で、フローリングに塗布することで強力な塗膜を形成します。耐久性が高く、一度施工すれば長期間メンテナンスが不要です。
また、ワックスとは違い、水や熱に強く、汚れや傷が付きにくい特徴があります。ただし、施工するのが難しくプロの技術が必要です。
以上のように、ワックスとフロアコーティングはそれぞれメリットとデメリットがあり、ご自身のニーズや予算に合わせて選択することが大切です。
ワックスとフロアコーティングを詳しくみてみよう
実は一口にワックスとフロアコーティングと分けても様々な種類があるんです。
ワックスとフロアコーティングのどちらにするか決められたら、それぞれ代表的なもの3種類の特徴をまとめてきたのでご参考にしてください。
ワックスの特徴
※フロアコーティングが気になる方は飛ばしてお読みください。
フロアコーティングの特徴
次にフロアコーティングの特徴を見ていきましょう。
導入の決め手となるポイント
いかがでしたか?
ワックスとフロアコーティングは似てるようで全く違うものなんです。
本当に自分が導入したかったものはなにか。導入してから後悔しないために簡易的に導入時の決め手になるポイントを3つまとめてみました。
掃除の手間を減らす
フロアに付着してしまった油汚れやペットを飼っている方はペットのおしっこや吐瀉物などを簡単に拭き取れるようにしたいのなら、フロアコーティングをおすすめします。
汚れが簡単に拭き取れるようになることはもちろん、ワックスと違い耐久性が高いので剥離作業を頻繁にする必要がありません。
また、耐薬性が高いUV系コーティングなら塩素系の洗剤をこぼしてしまっても問題ありません。
防滑性
防滑性で選ぶならフロアコーティングをおすすめします。
特にUV系コーティングは他のフロアコーティングと比較しても防滑性が高く、人気なポイントの一つですが、金額が他のフロアコーティングより高い傾向にあります。
他のフロアコーティングはUV系のコーティングに防滑性が劣るものの充分な防滑性能があり、UV系フロアコーティングより安価で導入できます。
金額面だけでいうとシリコン系フロアコーティングが防滑性に優れており、比較的安価で導入できます。
金額面
フロアコーティングは耐久性が高く、機能性に優れているので値が張るものが多く導入するのにも専門性が必要なので個人では困難。
反面、ワックスは安価で手軽に導入できる点が優れていますが、半年〜2年に1回、塗り替えが必要となるのでランニングコストがかかってしまいます。
どちらを選ぶかは、床材の種類や予算はもちろんのこと、防滑性やものによっては抗菌効果があるフロアコーティングもあるので家族の個々のニーズに応じて検討する必要があります。
後悔しないためにも、なぜ自宅をフロアコーティングしたいと思ったのか、一度見つめ直して家族で話し合いなどしてみるとまた違った答えが出るかもしれませんね。